
- 楽天モバイルとdocomoとかの新プランどれがおすすめなの?
- 今楽天モバイルを使ってるんだけど乗り換えしたほうがいいかな?
このような疑問を解消します。
新生活が始まる4月、3大キャリアであるdocomo、au、SoftBankが新たに打ち出した新プランが現在注目されています。
この記事では楽天モバイルが大好きな当ブログが他の通信業者に楽天モバイルが負けないようにただ応援するだけでなく、各社の特徴などを徹底的に比較し本当におすすめできることだけを解説しています。
この記事の内容
- 楽天モバイルVS3大キャリア
- 楽天モバイルから乗り換えるべき?
- 楽天モバイルにあって3大キャリアにないもの
結論からいうと、
- 2台持ちを考えている
- 楽天市場で買い物をよくする
- 料金をできるだけ抑えたい
- 毎月20GB以上動画や映画を観る人
- 店舗での説明、サポートを受けたい人
このような人は圧倒的に楽天モバイルがおすすめです。
では楽天モバイルを除く3大キャリアの新プランはダメかと言うと、もちろんそんなことはありません。
3大キャリアの新プランをおすすめな人は下記の条件の人。
- 生活圏が楽天回線エリアではない人
- 安定した通信環境を求めてる人
- メイン端末として1台のみで契約を考えてる人
以上のことを念頭に置き、順に解説していきますね。
目次
楽天モバイルVS3大キャリア
まず楽天モバイル含む4社の基本情報をまとめました。
料金 | データ量 | 国内通話 | 手続き方法 | |
楽天モバイル | 0〜2,980円 (税込3,278円) |
無制限 (楽天回線エリア) |
専用アプリでかけ放題 | オンライン/店舗 |
ahamo(docomo) | 2,700円 (税込2,970円) |
20GB | 5分かけ放題 | オンライン/店舗(有料) |
povo(au) | 2,480円 (税込2,728円) |
20GB | 5分かけ放題 (有料オプション) |
オンラインのみ |
LINEMO(SoftBank) | 2,480円 (税込2,728円) |
20GB | 5分かけ放題 (有料オプション) |
オンライン+LINE |
4社に共通するポイントは下記の通り。
- 事務手数料無料
- 契約解除手数料無料
- 5Gの利用料無料
次に楽天モバイルから1社ずつ
- 料金について
- 特徴について
- 残念なところ
を順に解説していきますね。
楽天モバイル
楽天モバイルの料金
データ利用量 | 楽天UN-LIMIT VI |
0GB〜1GB | 0円【2回線目以降980円(税込1,078円)】 |
1GB超過後〜3GB | 980円(税込1,078円) |
3GB超過後〜20GB | 1,980円(税込2,178円) |
20GB超過後〜無制限(楽天回線エリア) | 2,980円(税込3,278円) |
国内 / 海外 SMS | 無料 |
楽天モバイルの特徴
楽天モバイルは現在のプランである楽天UN-LIMIT 【V】から、4月1日より新料金プラン楽天UN-LIMIT 【VI】にアップグレードされました。
他社とは違う最大の特徴は下記の3点。
- 楽天回線エリア内では高速データ通信が無料で無制限使うことができる
- データ利用量により段階的な料金となる
- 楽天市場での買い物時にもらえるポイントが増える
まず楽天モバイルが当初から売り出してるサービスポイントの「楽天回線エリア内での高速データ通信が無料で無制限」。
これは他社では真似できない破格のサービスですね。
当初は楽天回線エリアが狭すぎて使用価値があまりありませんでしたが、徐々にエリアが拡大され都心部では安定して使用できる場所も増えてきました。
2022年2月には、目標にしていた「人口カバー率96%」も達成し、着々と使用できるエリアが拡大されています!

次に3大キャリアの新プランに対抗すべき新プランの特徴である「データ利用量による段階的な料金」はライトユーザーからヘビーユーザーまで全ての満足度が高いのでこれもやはり神。
そして何より「0〜1GB未満は0円」というのが、とりあえず楽天モバイルを試してみたい!という人達の心をつかみましたね。

最後に楽天市場でのお買い物時にもらえるポイントが増えるSPUというサービス対象なので、楽天ユーザーには「ただの通信機」以上の価値があります。
楽天モバイルの残念なところ
もう全国民が楽天モバイルを申し込むべきだと考えてますが、楽天モバイルにも残念なところがあります。
- 楽天回線エリアが拡大途中
- プラチナバンドが使えない
まず楽天がキャリアとして楽天回線エリアを広げ始めたのが2020年のこと。
少しずつエリアが拡大していますが都心部以外ではまだ楽天回線が使えないことも多く、パートナー回線(au回線)に頼っている状態です。
上記で人口カバー率について触れましたが、まだ都心部以外では安定した接続は望めないのも確か。
そのため楽天回線エリア外の人にはメリットが少し減ります。
そしてプラチナバンドが使えないことについて。
プラチナバンドをざっくり言うと「屋内などでも安定して届く電波」のことを指します。
プラチナバンドとは800MHz前後の周波数帯のこと。この周波数帯は建物などを回り込むことができる柔軟性があり、またある程度透過するため電波が屋内でも入りやすい特徴があります。
楽天モバイルはこのプラチナバンドが割り振られていないため、楽天回線エリア内でも家の中心部だと通じにくい場合があります。

ahamo(docomo)
ahamoの料金
詳細 | ahamo |
0GB〜20GB | 2,700円(税込2,970円) |
5分以内かけ放題 | 無料(5分超過後は税込22円/30秒) |
20GB超過後の追加オプション | 1GBごとに500円(税込550円) |
国内通話かけ放題オプション | 1,000円(税込1,100円) |
SMS送信 | 記載なし |
SMSに関しては記載がありませんが、au、SoftBankともに税込3.3円なのでおそらく同額ではないかと予測できます。
ahamoの特徴
docomoの新プランは『5分以内通話かけ放題』が標準装備されていること。
au、SoftBankの新プランは5分以内通話かけ放題をオプションでつけることができますが、500円(税込550円)かかってしまいます。
キャリア名 | 5分以内かけ放題オプション含む料金 |
楽天モバイル | 0円〜最大2,980円(税込3,278円)【通話は専用アプリで無料】 |
ahamo | 2,700円(税込2,970円) |
povo | 2,980円(税込3,278円) |
LINEMO | 2,980円(税込3,278円)【LINE利用で無料かつデータ消費無し】 |
どのキャリアでもLINEを使えますが、病院や職場、学校や塾などLINEでは電話できないことってありますよね。
このような条件もあるため、通常の電話が5分無料を含めると3大キャリアのトップはdocomoに軍配が上がります。
また5分以内の通話は何度でもかけ放題ですのでありがたいですね。

さらに一部の人には嬉しいサービスとして『海外82ヵ国でデータ通信』が追加料金不要で利用できます。
海外に行くたびにフリーWi-Fiを借りていましたが、ahamoならその手間・無駄な料金を払わないで済むこともかなりのメリットとなります。
ahamoの残念なところ
ahamoの残念なところは下記の通り。
- 手続き、サポートがオンラインのみ
- 15日を超えて海外で利用時は速度制限がかかる
- 5分以内通話が必要ない人には真っ先に選択肢から外れる
特筆すべきは『5分以内の通話が必要か』という点。

ahamoのプラン料金表
必要な人にとっては他社(au,SoftBank)と比べてコスパもよくありがたいですが、LINEなどの「電話回線を使用しない通話」しかしないという人にとってはahamoの選択肢が減る場合があります。
3大キャリアではahamoのみ、docomo実店舗での受付を有料で開始しました。
povo(au)
povoの料金
詳細 | povo |
0GB〜20GB | 2,480円(税込2,728円)【国内通話税込22円/30秒】 |
5分以内通話かけ放題オプション | 500円(税込550円) |
データ使い放題24時間 | 200円/24時間(税込220円/24時間) |
国内通話かけ放題 | 1500円(税込1,650円) |
20GB超過後の追加オプション | 1GBごとに500円(税込550円) |
SMS送信 | 1通あたり税込3.3円【70文字まで】 |
povoの特徴
auの新プランは『自分の使いやすいようにトッピングできる』ことがポイント。
トッピング内容 | オプション料金 |
5分以内通話かけ放題 | 500円(税込550円) |
通話かけ放題 | 1,500円(税込1,650円) |
データ使い放題24時間 | 200円(税込220円) |
データ追加1GB | 500円(税込550円) |
特に『データ使い放題24時間』はpovoのみのオプション、Wi-Fi環境下ではない時にどうしても大容量のデータ通信を行いたい時にあるととっても便利ですね!
povoの残念なところ
povoの残念なところは下記の通り。
- 手続き、サポートがオンラインのみ
- 法人、未成年は申し込みできない
- たった2回『データ使い放題24時間』を利用すると料金が1番高くなる
特筆すべきはpavoのみが扱うデータ使い放題24時間などのトッピング機能。

pavoのプラン料金表
トッピング機能は自分の使いたいようにカスタマイズできて面白いサービスですが、うまく利用しないと割高になってしまうことも・・・。
- 普段は通常の電話をせず
- ネットも普段20GBで間に合っている
人が緊急で1回利用するのであれば問題ありませんので「自分の利用方法」をよく整理し選択しましょう。
LINEMO(SoftBank)
LINEMOの料金
詳細 | LINEMO |
0GB〜20GB | 2,480円(税込2,728円)【国内通話税込22円/30秒】 |
5分以内通話かけ放題オプション | 500円(税込550円) |
国内通話かけ放題 | 1,500円(税込1,650円) |
20GB超過後の追加オプション | 1GBごとに500円(税込550円) |
SMS送信 | 税込3.3円 |
LINE利用時のデータ消費 | 無し |
現在3大キャリアではLINEMOのみお得なキャンペーンを行っています。
内容は下記の通り。

LINEMOのキャンペーン
キャンペーンでスマホプラン加入から1年後まで『通話準定額』『通話定額』オプションが割引されます。税込550円ずつ割引されるので、通話準定額は実質0円となります。
1年間無料で使える重要さは楽天モバイルでもしっかりと根付いているので、これはかなり良いキャンペーンですね!

LINEMOの特徴
SoftBankの新プランは『LINEアプリの利用にはデータ消費がゼロ』が1番のポイント。
現状LINEを利用していない人の方が少なく、仕事の業務報告もLINEを採用している会社もあるほど。
- トーク
- 音声通話
- ビデオ通話
上記が全て使いたい放題なので、LINEをたくさん使う人には大変お得ですね!
さらに対象クリエイターズスタンプも使い放題で、その数なんと700万種類以上!

対象クリエイターズスタンプが使い放題

お子さんが使えるように『フィルタリングサービス』も用意されているので安心して申し込みできますね。
LINEMOの残念なところ
LINEMOの残念なところは下記の通り。
- 手続き、サポートがオンラインのみ
- LINEの機能全てがデータ消費ゼロというわけではない
- トークのみんなで見る機能によるYoutube閲覧
- Liveの利用
- ニュース記事詳細の閲覧
- Openchatの利用
- 他社サイトへの接続
- 他社アプリへの遷移
これらはデータ消費ゼロの対象外ですので注意しましょう。
楽天モバイルから乗り換えるべき?
結論から言えば乗り換える必要はほとんどの人にはないと考えます。
現在楽天モバイルに契約している人の多くが下記のような人たちです。
- 楽天ユーザー
- 無料の期間だけ試しに使いたい
- 無料でスマホがもらえるから申し込んだ
- 楽天回線エリアが生活圏だからメイン端末として使用
現状多くの人が楽天モバイルを【お試し】としてサブ機として使っている、もしくは楽天回線エリアでの高速データ通信が無制限にひかれて使っています。
そのため多くの楽天モバイルユーザーが3大キャリアの新プランに乗り換えるメリットがありません。
3大キャリアの新プランはどんな人が契約するべきか
ではどのような人が3大キャリアの新プランを契約するべきかと言うと、下記のような条件の人です。
- メイン端末でdocomoなどを使っている人
- 生活圏が楽天回線エリアにほとんど対応していない
楽天モバイルを申し込んだ人のほとんどが、自身の生活圏が楽天回線エリアに対応しているか事前に確認しているはずです。
ですので3大キャリアの新プランは、
- docomoなどで契約している
- 格安SIMを利用している
などの1台のスマホだけを使っている人が乗り換えるか考えるべきプランとなります。
楽天モバイルにあって3大キャリアにないもの
楽天モバイルはキャリアとして新規参入したのもあり、他社と比べて如何に差別化できるかがポイントとなっています。
そのため、この価格で他社には真似できないようなポイントがいくつもあります。
- 実店舗
- 留守番電話サービス
- キャリアメール(提供に向けて準備中)
- 国内通話かけ放題の標準装備
- データ使用量に応じた段階的料金
- 楽天回線エリア内で高速データ通信無制限
一見すると3大キャリアで提供されていそうなサービスばかりですが、3大キャリアは上記全てに対応していません。
※2021年3月現在

楽天モバイルユーザーは現状維持しつつ今後の動向を見守ろう:まとめ
現状楽天モバイルは他社としっかりとした差別化がされているのでユーザーの棲み分けができている状態です。
ですが3大キャリアが今後新たに特典をつけないとも限らず、また楽天モバイルがサービス向上のため料金値上げをしないとも限りません。
盲信的にならず、常に自分に最適な状態を保てるよう今後もチェックしていきましょう。
